「売れるかどうか」みたいな不安よりも、そもそも費用面が厳しい。
近畿圏から出るのであれば、新幹線なら往復約3万円(夜行バスであればもう少し安く抑えられるけど)。
さらに、出店者入場に間に合わせるのであれば、当日早朝から移動しなければならず、時間的にも体力的にも厳しくなってくる。かといって、前泊するとなると、1泊1.5万〜2万円のホテル代が発生する(五~六年前のホテルはもっと安かったから、ここの費用を抑えやすかった)。
さらに出店料が6600円。
合わせると、1回参加するのに安く見積もっても4万円くらいはかかることになる。
とはいえ、それは東京でライブとか他のイベントがあった時でも同じくらいの金額にはなるわけで。
そうなると、次の観点は「そこまでお金をかけてでも、参加したい動機があるか?」となる。つまり、そのイベントでしか感じられないような魅力や体験があるか、ということ。
それこそGLFesであったりもじのイチが東京であっても参加したのは、いつもの文学フリマとは違う雰囲気や体験ができそうだな、という期待があったのが大きな理由になっている。
一方で、文学フリマの場合は「そもそも『文学フリマ』に参加するのであれば、地方で十分に動機は満たされるよな」と感じてしまう。
小規模なイベントでじっくり見てほしい場合はもちろん、最近は文学フリマ大阪も大規模化しているので、大きなイベントに出たい!という願望も近郊で十分にかなえられる。
そうなると、文学フリマ東京に出たい、という動機がほとんど無くなってしまい、わざわざ高いお金を払ってまで参加するのは……と迷ってしまうのである。
(他にも、私はいろいろなものごとの首都圏一極集中を良く思っていないタイプなので、そういう思想がバックグラウンドで影響しているというのも多少はある)
ただ、これは私が文学フリマ東京に一般でも参加していないなかで感じていることなので、「そもそも東京は全然雰囲気違うよ、いろんな体験できるよ!!!」みたいな反論は十分にありえる。
だから、文学フリマ東京はまずは一般参加で雰囲気を見てみたいな、という気持ちが強い。
(むしろ、地方と同じで座っているだけで時々売れる……みたいな感じなのであれば、いっそ読み手側としてじっくり見て回りたい、という気持ちすらある)
11月……行ってみようかな。
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